我が家では年に数回ほどキャンプに行きます。
最初に買ったテントはスノーピークのエントリーパックTTでした。ヴォールト(テント)とタープのセットでとってもお得です。
エントリーパックというだけあって、初心者でも比較的簡単に設営できました。
お気に入りではあったのですが、今回買い替えを検討することになりました。
次のテントをどれにするか?
迷いに迷った結果、1つの結論にたどり着きましたので、色々調べたことを書いてみたいと思います。同じように悩んでいる方の参考になれば幸いです。
すでに専門的で詳しい比較動画やブログはたくさん出ていますので、こちらではキャンプ初心者の私なりに感じた部分を中心に書きたいと思います。
この記事では、アフィリエイト広告を利用しています。
「スノーピーク・エントリーパックTT」の満足だった点
満足①初心者向き
最初は完全にキャンプ初心者だったのですが、ロープを取り付けるのに手間取った程度で、設営自体は簡単にできました。エントリーパックと謳っているだけのことはあると思います。
最初のキャンプにこれを持っていって、テントが設営できなくて断念ということにはならないと思います。
強風でなければ、ガイロープははらないことが多いですし、最初に結んでしまえば、2回目以降はガイロープは付けたままにしているので時間はかからないです。
ヘキサ型タープも設営は簡単です。小川張りもコネクションテープがあるので比較的簡単にできます。ただテントよりタープの方が、一人で設営するのは大変かもしれません。
満足②かっこいい
見た目に関しては、個人の好みもあると思いますが、私的には流線形でかっこいい。
タープもヘキサ型でかっこいいんです。
さすがスノーピークといった感じです。この組み合わせを眺めているだけで幸せな気分に浸れます。
小川張りは初心者の時は、キャンプしてる~って気分にしてくれます。
満足③安心感が抜群
強度に関しては、多少の風ではテントが揺れることはありません。
というか、これまでのキャンプで怖い思いをしたことは一度もありません。
そこそこの雨や風も経験しましたが、全く問題ありませんでした。
風上を考えて設営とかほとんどしていなかったのですが、やっぱり背の高さがない分、風の影響を受けにくいのだと思います。
満足④寝室が結構広い
インナーテントの室内は、思った以上に広いです。
大人2人、子ども2人なら窮屈に感じることなく眠ることができます。
実際の数値でも幅285cm、長さ220cmになっていますので、そこそこの広さです。
通常のダブルのマットが2枚入ってちょうどくらいのサイズ感です。専用のインナーマットがありますが、これだけで寝ようとすると翌日体が痛くなります。
ですので、我が家ではその上にインフレーターマットを敷いて寝ています。これで爆睡できます。
実はこの広さを経験してしまうと、意外と2ルームテントの寝室がそこまで広いって感じないんですよね。
「スノーピーク・エントリーパックTT」の不満だった点
不満①レイアウトが激ムズ
テントとタープを設営するとなると、そこそこの広さが必要になるため、区画サイトではとにかくレイアウトに苦労します。公式サイトにある形で小川張りをした場合、なんと全長は16mにもなるんです!
1辺が16mもあるサイトなんてそうそうありませんが、意外と斜めにしたりすれば入ります。
だいたい100㎡ほどの区画サイトなら工夫すれば今まで建てられなかった事はありませんので、そこまで大きな問題ではありません。
ただ一度だけサイト内に木があってタープを断念したことはありました。しかも、その時のサイトは80㎡程だったと思います。
不満②前室がストレス
テントの前室が、荷物置き場程度にしか使えないんです。
ここは高さがないので作業したりするのは厳しいかなと思います。
出入り口でもあるのでそんなに荷物も置けませんし、荷物を置いても取りに行くためにいち
いちかがまなくてはいけないので、地味にストレスとなります。
この前室は、なんかデッドスペース感が否めませんね。
不満③タープ意外と狭い
タープはめちゃくちゃかっこいいのですが、かっこいいがゆえに不便なところもあるんで
す。
中が意外と狭いんです。
というより端っこの方は天井が下がっているので頭が当たります。
つまり、タープの下で自由に動ける範囲は限られてしまいます。
ですので、我が家では片方にポールをつけることで高さをあげて使っています。
買い替えを決意した最大の理由は?
以上のような不満点はあるものの、解決できることもあり、そこまで大きな不満ではありま
せんでした。
買い換えたいと思った最大の理由は、設営時間です。
それぞれの設営は簡単で時間もそれほどかからないんです。ただレイアウトに試行錯誤したり、シンプルにテントとタープ2つ設営しなければならないってことで区画によっては、2時間近くかかるんです。
ひどい時は、一度タープをたてたけど、ありゃテントが収まらんと、タープを立て直すなんてこともよくあります。
なんとか試行錯誤すれば、たいていは区画サイト内で収まるんですが、絶妙な位置関係とか、微調整が必要になるため、思いのほか時間がかかってしまうんです。
それでも時間に余裕があれば全く問題ないですし、エントリーパックTTを購入して後悔はまったくありません。特に初心者にはおすすめできるテントだし、今後も使いたいと思っています。
キャンプブームも落ち着いたためかAmazonなどでは、頻繁に割引されています。
2ルームテントの候補を比較!!
2ルームテント全盛の時代、様々なメーカーから色んなテントが販売されています。
我が家で候補に上がったのは、以下のテントです。
- Ogawa(オガワ)のアポロン
- Ogawa(オガワ)のティエラ・ラルゴ
- サバティカルのアルニカ
- DODのかまぼこテント3L
- コールマンのタフスクリーン2ルーム/LDX+
- コールマンの4Sワイド2ルームコクーン3
- スノーピークのエルフィールド
- スノーピークのランドロック
この中から選ぶには、デザインや価格、機能性などを比較することになると思いますが、我が家ではまず次の自分たちに必要なものは何か優先順位を決めました。
ざっと書き出すとこんな感じです。
- 設営が簡単なテント
- ある程度の強風に耐えられるテント
- オールシーズン使えるテント
- リビングだけでなく寝室も広いテント
もちろん価格も重要ですが、安いからという理由で妥協したくなかったので、今回はあえて価格面での比較はしませんでした。
もちろんいざ購入する段階では、限りなく安く買える方法をしらべましたが、それはまたの機会に書きたいと思います。
では、なぜこの4点にこだわったのか?
それぞれの理由と比較した結果について説明します。
①設営が簡単なテントはどれ?ポールの数の差は?
「設営が簡単なテントがいい」って、そりゃそうだろというツッコミも聞こえてきそうですが、これはエントリーパックTTでテントとタープの設営に苦しんできた過去があるので、まずはここを解消したいという思いが強く強くありました。
もちろん、2ルームテントという時点で、テント&タープより、すでに設営時間は大幅に短縮されています。それでも、より早く設営できる方が良いに決まっています。
テントの設営で時間がかかるポイントは、やっぱりポールの組み立てとペグ打ちではないでしょうか?ペグ打ちに関しては、私はあまり苦労したことがないので、その数に関してあまり気にしていません。ただ地面が固いサイトの場合、打つのも抜くのも超大変なので少ないに越したことはありません。
一方、ポールはあのリング(ピン)にいれる作業に苦戦することがよくあります。
全く入らなくて一箇所で10分以上かかったことも数しれずです。
さすがに1本10分はかかりすぎですが、最初は1本5分くらいはかかると想定すると、4本で20分、8本で40分、これはポールだけの比較ですが、なかなかの差ではないでしょうか?
そもそもワンポールテントなんてあっという間に設営できてしまいますよね。お隣さんとかで設営していると、こちらが先に設営を始めたはずなのに瞬く間に先を越され、いつもうらやましく眺めていました。
ですので、ポールの数さえ減れば、相当な設営時間短縮になると考えました。ということで、各テントのそれぞれのポールの数を調べて見ました。
オガワのアポロン | 7本 |
オガワのティエラ・ラルゴ | 7本 |
サバティカルのアルニカ | 6本 |
DODのかまぼこテント3L | 4本 |
コールマンのタフスクリーン2ルーム/LDX+ | 5本 |
コールマンの4Sワイド2ルームコクーン3 | 9本 |
スノーピークのエルフィールド | 5本 |
スノーピークのランドロック | 6本 |
今回、候補に上げたテントの中では、かまぼこテントが単独で1位。たったの4本でした。ヴォールトでも3本ですから、この大きさで4本は凄いと思います。
設営時間で選ぶなら、かまぼこが最強かもしれませんね。
続いてコールマンのタフスクリーン2ルーム、スノーピークのエルフィールドが5本とポールの数が少なくて設営は短時間ですむかなと思います。
設営時間を短縮しつつ、強度も欲しいという方には、このあたりがおすすめかもしれません。
ちなみに一番ポールの数が多かったのは、コールマンのコクーン3で9本。
これは、設営がなかなか大変かもしれませんが、ネットなどで調べる限り、慣れればだいたい40分程度で設営できるようです。(これは相当慣れている人のような気もしますが・・・)
それでもポールが多いということは、しっかりしているというメリットでもありますからね。
②強風に耐えられるテントはどれ? ポールの太さの差は?
テントやシェルターの敵は、雨や雪もありますが、何より風だと思います。
ネットやYOUTUBEを見ていても、雨漏りしたという話はあまり聞きませんが、強風でテントが崩壊したり、ポールが折れたという話は、わんさか出てきます。
名前のあるメーカーで普通のテントであれば、よっぽどのことがない限り耐水圧はクリアしていると思います。(もちろん耐水圧が高いにこしたことはないですが・・・)ですので耐水圧に関しては、比較しないことにしました。
実際にこれまでのキャンプでも雨以上に風に対する強度は大切だと感じていました。
強風でポールがポキっといかれては、ひとたまりもありませんし、風が強くて、心配で眠れないという状態は避けたいものです。
風に関しては、テントやシェルターの形状が大切だと言われていて、天井が低ければ低いほど風には強いようですが、それでは2ルームテントにする意味がありません。
2ルームテントで風に強いということになれば、調べた限り、ポールが太くて、交差する数が多ければ多いほどいいという意見やバランスが大事という人もいます。
何が正解か分かりませんが、私は太い方がいいと直感的に感じましたので、とりあえず、それぞれのポールの太さを調べてみました。
素材は、スチールよりアルミが良くて、アルミよりアルミ合金の方が強いようです。
オガワのアポロン | メインポール:アルミ合金19mm、アルミ17.5mm、 リッジポール:アルミ合金14.5mm |
オガワのティエラ・ラルゴ | 全てのポール:アルミ16mm |
サバティカルのアルニカ | メインポール:アルミ合金17.5mm メインフレーム:アルミ合金16mm ブリッジポール:アルミ合金13mm |
DODのかまぼこテント3L | 全てのポール:アルミ合金18.5mm |
コールマンタフスクリーン2ルーム/LDX+ | リビング側:アルミ合金16mm 寝室側:アルミ合金14.5mm リッジポール:アルミ合金11mm |
コールマン4Sワイド2ルームコクーン3 | メイン・サポート・センターサイド:アルミ合金19mm センタールーフ:アルミ合金16mm ミドル:アルミ合金14.5mm |
スノーピークのエルフィールド | アーチフレーム:アルミ合金16mm リッジポール:アルミ合金14.5mm |
スノーピークのランドロック | フレーム:アルミ合金19mm |
今回候補に上げたテントは、どれでも大丈夫かと思いますが、どうせならポールが太くて、交差しているテントのほうが安心かなと感じました。
あと、かまぼこテント以外は、何らかの形でポールが交差しているので、さらに安心感が増すかなと思います。
かまぼこテントもポール自体は太いので、本数は少なくても安心できますね。
ということで風に関しては、あくまで私の主観ですが、コールマンのコクーン3とスノーピークのランドロック、オガワのアポロンが少し優位かなと感じました。
長くなりましたので、今回はここまでにします。
次回のブログでオールシーズン使えるか?
寝室が広いテントはどれかを比較してみたいと思います。
よければ、見ていただけると嬉しいです。
コメント